田舎で暮らす上で、田舎で活動する上で、最も大切なこととは、
地元の人との関わりです。
連投ですみませんが、またまたマリポ古木です。
11月3日文化の日、各所で大きなイベントがたくさんありましたね。
マリポもかずさ地区では最大級のお祭り「グローカルハピネス」に出店のお誘いがあったりとか、毎年規模を拡大している「夜灯し」とか。
でも、苦渋の決断で断念しました。
その理由は地元のイベントを優先したいということでした。
この日は、毎年決まっている大きなイベントが2つあります。
一つ目は、マリポのきくらげの生命線とも言える美味しい水を供給してくれている井戸の掃除。
60年前に降った雨が山という天然のフィルターを通って、絞り出された水を貯めたもの。
その貯めているタンクを年に一回整備します。
毎年、なんの告知もなく、この日の同じ時刻に利用者が皆集まります。
それが何十年続いているそうです。
この命の水を絶対守りたい。
この水に感謝したい。
だたその思いだけで今も続いている大切な行事です。
もう一つは、マリポの一番の地元の直売所である休養村直売所で行われる「コスモスフェスティバル」。
直売所部会と観光協会の会員とでみんなで大切に育てたコスモス。
毎年、炎天下の中、数十名集まって草取りをします。
一昨年の総会で、あまりに草刈りが大変だから除草剤を使おうかという提案もありましたが、「みんなで力を出し合えば大丈夫!」と、手で草取りした愛情こもったコスモス達です。
当日は、僕は毎年豚汁係。
約1,000杯分の豚汁を無料で振舞います。
交通のアクセスも悪い中山間地の直売所だけど、たくさんの人がきてくれて、喜んでくれてました。
もっとうまく集客する方法とかあると思ったりしますが、この不器用さが素朴でそれがいいのかもしれません。
派手なパフォーマンスはないけれど、地元のおばちゃん達とわいわいやるのもやっぱりいいもんです。
こういう行事に積極的に参加することが、地域の一員として早く認められる唯一の方法なのでしょうね。