今日は農産物の加工のお話しします。
多くの方は、ご存知かもしれませんが、マリポコミュ では、小規模農家さんとの共創の仕組みで廃棄野菜から付加価値の高い商品作りを進めています。
それも加工費無料で。
その加工の心臓部である加工所をリニューアルしています!
これまでの加工所の面積を倍に増設し、加工のレパートリーを増やすとともに、より衛生的な製造ができ、かつ、作業する人の身体的、精神的負担を減らす作業効率化のための機械を導入します!
具体的には、
1. これまで、洗浄・カット・乾燥を同じ部屋で行なっていたものを、洗浄・カット室を増設し、床や壁を丸ごと洗浄できる衛生的な状態にします。
乾燥室では、水を使うことがなくなり、湿度が低く保てるだけでなく、微生物汚染の原因を排除します。
2. 高圧の水の噴射と3本のブラシを使ったどんな野菜でもあっという間に綺麗になる高性能洗浄機を導入しました。生姜やキクイモなど、ゴツゴツして洗いにくかった野菜も、あっという間に隅々まで綺麗になり、そしてコンベア式でめちゃくちゃ早い!なんで早く導入しなかったんだろうというくらい優れモノで、加工工程の半分を占める洗浄時間が大幅に軽減できました。
3. マリポの加工品の品質を支えてくれていたのは、何と言っても減圧乾燥機(乾燥機内の空気を抜くことで低温(マリポでは40℃までしかあげません!)でも乾燥でき、熱に弱い栄養素や色素などが壊れない優れもの)。今回はそれに加え、2つのすごい機械を入れて、最高品質の商品づくりに貢献します。
一つ目は、どんな素材でも舞うくらい細かいパウダーにできる粉砕機。これまでのミルと比べて、大幅にパウダー加工の品質が向上しました!
2つ目は、遠赤外線の焙煎機。大豆や落花生などの焙煎も遠赤外線の効果で美味しく仕上がりますが、マリポのお家芸の健康茶シリーズもパワーアップします!
そして、今年は発酵茶シリーズのラインナップを大幅に増やすとともに、オリジナルカフェインフリーの発酵コーヒーシリーズもリリースします!
4. 今年は、長年うまく生かしきれてこなかった蒸留の設備や技術をしっかり事業化していきます。次の回で登場する新しい仲間と、ハーブや山野草の栽培や利用、講習会などを進めていきます!
5. そして、今年は本気で発酵関連の商品化を進めていきます。昨年は、房総竹部とのコラボで、発酵メンマの製造特許や乳酸発酵による竹をカビさせない処理法などの特許を出願いたしました。
それからさらに昨年末、発酵の温度を制御できる設備を導入し、これまで以上に多様な菌と会話できるようになりました!スタッフ今福(通称田中さん)は、今年に入って毎日カビと乳酸菌と戯れています。今年は、その日々の実験の成果が出てきており、また世界にまだない新しい発酵食品が誕生しました!なぜか今頃マリポでは発酵が熱い。その詳しい話は、また次の回でお話ししますね。
ということで、新しい加工所は2022年3月中旬に完成予定です。
加工のレパートリーも広がり、効率化も進んだことにより、今年は、これまでお断りせざるを得なかった農家さんの廃棄野菜をもっと救ってあげられると思います。
これを見た農家さんはぜひマリポの無料の商品化の仕組みをご利用ください!
そして、ちょっと面白い商品を販売してみたいという販売店さん、ぜひ一緒にオリジナル商品を作りましょう!
設備はあるけど、フル稼働できていない食品会社さんや農家さん、マリポの7次産業化共創モデルを使って、農業界にイノベーションを起こしましょう!お手伝いいたします。
7次産業化コンサルティング
http://www.maripo.net/consulting/

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